持ち込みからデビューしたい!

持ち込み

おそらく、作家デビューの一番の近道は、出版賞への応募でしょう。
もっとも有名なところでいえば文藝春秋社の芥川賞や、直木賞。新しいものでは1200万円の高額賞金が出るマガジンハウスのこのミステリーがすごい!大賞や、テレビ朝日でのドラマ化を約束している文芸社の文芸社ドラマスペシャルなどもあります。受賞の名誉はもちろんのこと、費用ゼロ円で応募作品の書籍化が約束され、加えて賞金やドラマ化までセットになっているのですから、積極的に出版賞を狙うべきかもしれません。※1

でも…わたしは持ち込みからデビューしたいのです!
いろいろトラブルもあるでしょうが、それを乗り越えて!

持ち込みにこだわる理由はいくつかありますが…。出版賞って出来レースのような気がする、というのは置いておいて。正直なところを言えば、いきなり賞を獲れる気がしないのです。文章教室に通っています。知人に作品を見せたりもしています。ですが、自分の作品には重厚なテーマはなく、作風も取り立てて斬新とは言えません。
未だに執筆するときは原稿用紙を使っていたりしますので、文学賞だと毛嫌いされる可能性もあると…。

だから持ち込みの方が自分に合っていると思うんです。編集者さんにガイドラインを示してもらいながら、二人三脚で書き上げるやり方です。他人のアドバイスは素直に聞ける性質なので「こうした方が読者にウケるよ」と編集者さんに指摘されたら、その意見をすぐ採用して書くことができます。「自分はこう書きたい!」みたいな、作家としての頑固さはありませんが、編集者さんとの人間トラブルは起こさない自信があります。

ここ10年は出版不況といわれており、倒産した出版社も結構あるくらいです。※2
今後ますます『売れる』かどうかが重視される時代が来るでしょう。そうなると、の書き手編集者の指示に従って文章を書ける作家が重宝されるのではないかと思っています。そのためにも、地道な持ち込み活動から作家を目指したいのです!

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※1
参考書籍:『文学賞メッタ斬り!』(PARCO出版/大森望 豊崎由美)
笑って読める痛快文学賞ガイド。小説を心から愛し、膨大な量の本を、多岐のジャンルにわたって読んでる大森望・豊崎由美が、日本の主な文学賞について徹底 討論。各賞の成立事情や選考過程から選考の内幕や賞をめぐる文壇ゴシップやトラブル・喧嘩・騒動にも斬り込む。
書きたい放題、とても刺激的です。

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※2
ここ1~2年の間にも、いくつもの有名出版社が倒産しています。
2007年
4月 – リーフ出版・英知出版・雄飛、破産。
9月 – 朝日ソノラマ廃業、朝日新聞社へ版権譲渡。
2008年
1月 – 新風舎、民事再生法の適用を申請するも18日付で同手続きの廃止決定。破産手続き入り。事業は文芸社へ譲渡。
1月 – 草思社、民事再生法の適用を申請。出版事業は継続。のちに文芸社の子会社化。
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